2018年12月11日更新

【教育】-【学生実験】


科目名 対象 開講時間 場所 担当
化学実験S
教職科目
1・2年生
集中 2018年12月25–27日 基礎教育実験棟 化学科
基礎化学実験II
「ブラウン運動」
化学科他
2年生
後期 月・3-5 基礎教育実験棟 化学科
化学実験IV
「共融混合物の
相転移」
化学科
3年生
後期 火・3-5,
水・3-5
理学部棟
化学科学生実験室
化学科


化学実験S 教職科目 1・2年生 集中 2018年12月25–27日 3日間

●お知らせ
2018/12/11 第2日目・無機化学のテキストを掲載しました.ここからダウンロードできます.(ご注意 このテキストのみパスワードロックがかかっています.パスワードは後日お知らせします.)
第3日目・物理化学のテキストを掲載しました.ここからダウンロードできます.
2018/9/13 第1日目・有機化学のテキストを掲載しました.ここからダウンロードできます.
2018/5/1 2018年度の情報を掲載しました.
今年度の開講は2018年12月25(火),26(水),27日(木)の3日間です.

●担当教員
○臼杵克之助,森本善樹,西川慶祐,西岡孝訓,三宅弘之,吉野治一

●集合
 毎回次の時間と場所に集合すること.
 時間 午前9時30分
 場所 基礎教育実験棟3階 308室

●持ち物
 原則として白衣,ノート,筆記具,タオル
 後日本サイトに掲載するテキスト(PDF)を印刷したもの

●科目の主題
 自然科学は,実験によって明らかとなったことの積み重ねで構築されている.とくに化学分野において,実験は重要な役割を果たしている.講義を聴いただけでは分かりにくい事柄も,自ら手を動かして実験することによって鮮明に理解することができる.科学的な方法にしたがって自然と対話しながら,自分にとって多くの新しいことを発見し,論理的考察力を培う.また,実験を通して計画的に実験を進める能力を養う.

●授業の到達目標
 化学実験を行ううえで必要な基礎的実験技術や操作を習得する.化学物質の性質と反応,分析法や機器分析の原理を理解し実践する.実験の経過を緻密に観察し,正確な記録をとることができる.講義で学んだことを実験と結びつけて理解する.実験結果について客観的な考察を行い,明解なレポートにまとめて,的確な報告ができる.実験にともなう様々な危険から身を守ることができる.

●授業内容
第1日目
「有機化学・錠剤からのアセチルサリチル酸の分離と合成による構造変換」
第2日目
「無機化学・コバルト錯体の合成とクロモトロピズム」
第3日目
「物理化学・ブラウン運動とランダムウォーク」

●事前・事後学習の内容
 テキストを熟読することで,それぞれの実験操作の意味を十分に理解し,実験ノートに手順をまとめたうえで実験にのぞむこと.分からないことは,積極的に担当者に質問し,あいまいなままにしておかないこと.いずれの課題についても,実験結果とそれらへの考察をまとめたレポートを作成し,期日までに提出する.

●評価方法
 毎回出席して実験することを原則とし,実験後の口頭試問やレポートにより実験内容の理解度および実験結果の考察力を,実験中の態度とあわせて総合的に評価する.レポートの受理をもって評価を行う.いかなる剽窃も不正行為とみなす.

●受講者へのコメント
 受講するにあたって,基礎教育科目の「基礎有機化学I,II」,「基礎無機化学」,「基礎物理化学A,B」を履修していることが望ましい.安全上の理由から受講人数を制限することがある.各実験の開始時に,担当教員から実験内容や注意事項に関する説明があるので,定刻までに遅刻することなく所定の場所に集合しなければならない.履修希望者は毒物および劇物の取り扱いに関する誓約書を必ず提出すること.また,実験内容は一部変更する場合がある.

●教材
 11月末までに本サイトにPDFファイルとして掲載予定.各自ダウンロードして,各自印刷して持ってくること.
 第1日目 有機化学テキスト 
ダウンロード
 第2日目 無機化学テキスト ダウンロード
 (ご注意 このテキストのみパスワードロックがかかっています.パスワードは後日お知らせします.)
 第3日目 物理化学テキスト ダウンロード

●備考1
 各テーマの詳細な日程は別途案内する.ポータルサイトの案内に注意すること.

●備考2
 学生教育研究災害障害保険(学研災)および付帯賠償責任保険,またはこれらと同等の災害補償が可能な保険に必ず加入していること.


基礎化学実験II 「ブラウン運動」 化学科2年生・その他 後期 月・3-5 2日間

●授業内容
 水の中のテックスの微粒子の拡散運動を顕微鏡で観察し,その軌跡を記録する.簡単な統計処理によって,粒子の位置の変位の分散が時間に比例していることから,粒子の運動がブラウン運動であることを理解する.
 コンピュータを用いて,ランダム・ウォーク(酔歩)のシミュレーションを行い,粒子の位置が時間に対してどのように広がっていくかを,一次元と二次元の場合について観察する.
実験とシミュレーションの結果を合わせて,ブラウン運動とランダム・ウォークの関係について考察する.

●評価方法
 欠席がないことを前提として,レポートによって評価する.
 提出先 基礎教育実験棟4階の指定の場所

●受講者へのコメント
 原子・分子に比べて巨大な煙の微粒子等の拡散に見られるように,ブラウン運動は身近な現象にも関係していますが,アインシュタインの功績によって,物体が原子・分子から構成されていることを私たちに直接教えてくれる深遠な現象であることが明らかとなった.テキストと講義の内容を念頭に置いて,最新のデジタル顕微鏡による観察を楽しんでもらいたい.

●教材
「基礎化学実験」テキスト.


化学実験IV 「共融混合物の相転移」 化学科 3年生 後期 火水・3-5 4日間

●授業内容
 鉛-スズ系および酢酸コレステリル-ノナン酸コレステリル系の二成分混合物の固体-液体および固体-液晶,液晶-等方性液体相転移の転移温度の組成依存性を測定し,共融組成を決定,相図を作成する.熱電対による温度計測を通して,正確な測定を行うための考え方や技能を養う.パソコンを用いたデータ収集とデータ解析について学習する.

●評価方法
 欠席がないことを前提として,レポートによって評価する
 提出先 理学部棟 3122室 (必ず手渡ししてチェックを受けること)

●受講者へのコメント
 近年市販の装置が高度になり,X線結晶構造解析やSQUIDを用いた静磁化率の測定に代表されるように,かつては専門家だけが可能であった測定が非専門家でも行えるようになってきた.しかし,測定原理の正しい理解や誤差に関する深い考察なしに自動計測に頼れば,大きな過ちを犯す可能性が非常に高い.本実験では「測定」に主眼をおき,比較的簡便な熱電対という器具を用いた温度計測でさえも,正しい測定を行うために考慮すべき事柄が無数にあることを実体験として理解し,将来各人が専門分野で行う測定のための基本姿勢を身につけてもらいたい.

●教材
 詳細は自筆のテキストを参照のこと.
 
テキスト(PDFファイル,141kB)をダウンロード