2019年4月26日更新

【自己紹介】-【ギャラリー】-【クモ】


 クモが好きです.目がたくさんあるところや,口の形状なども面白いです.クモ好きには信じられないことですが,クモと昆虫が異なるグループの節足動物だと知らない人は結構います.とはいえ,私も興味のない分野の中の細目の違いなんて知らないことはよくありますから,人のことは言えませんね.
 クモの脚は4対・8本ありますが,昆虫は3対・6本です.昆虫は頭・胸.腹の区別がありますが,クモの頭部と胸部は一体になっています.クモに羽はありませんが,糸を出しながら凧のように風にのって移動するものもいます.
 クモの多くは害虫を食べてくれる益虫です.アシダカグモはゴキブリも捕食します.

イエオニグモのメス
撮影日 2019年4月24日
場所 大阪市大理学部1階
 理学部玄関の近くの天井照明のそばにきれいな網を張っていました.屋内で暖かかったためか3月頃から見かけて気になっていました.天井に近かったのでうまく撮影できず,かわいそうですが捕獲して机の上でじっくり撮影に付き合ってもらいました.終了後は玄関前の茂みに逃がしました.




キハダエビグモのオス(?)
撮影日 2018年6月2日
場所 自宅
 開いた脚を含めて幅1 cm強だったと思います.玄関内の壁にいました.左側に脚が2本しかありませんでした.ネットで見た同種の写真にもそのようなものがあったので,欠損しやすいのかもしれません.




クロガケジグモのメス(?)
撮影日 2018年5月22日
場所 自宅
 家族にベランダの屋根の裏側に大きいクモがいて困ると言われて,不本意ながら駆除しましたが,なんとか撮影だけはできました.クモの種類が正しければオーストラリアからの移入種で,大阪・和歌山を中心に繁殖しているそうです.余所でも見られるかもしれませんが,大阪在住でラッキーでした.




アシダカグモの幼体
撮影日 2017年10月1日
場所 自宅
 脚を除いて2 mmくらいの大きさです.床の上を歩いていました.たまに成体を家の中で見かけて,こんな大きいのがどこから入ってくるのだろうと思っていましたが,小さいうちに侵入して成長するのかもしれません.





ゴマジロオニグモ(?)
撮影日 2017年9月27日
場所 宮城県刈田郡蔵王町
 これも学会で泊まった会場ホテルの一階の窓枠の下に棲んでいました.小さいクモですし,影の中にいるのと,下から上に向かってクモの巣越しに撮影したので苦労しました.名前は自信がありません.側にある物体もなんだかよくわかりません.




イシサワオニグモ
撮影日 2017年9月27日
場所 宮城県刈田郡蔵王町
 今まで自分が見た中で一番きれいなクモです.国際学会で泊まった会場ホテルの芝生の周りで見つけました.脚も含めて3 cm位の大きさだったと思います.始めは木の葉の裏側にいましたが,私が近寄って行くと表に出てきて,撮影につきあってくれました.非常にラッキーでした.




ヤマトゴミグモ(?)
撮影日 2017年9月23日
場所 岩手大学
 5 mmくらいの大きさで,鳥の糞かゴミのように見えましたが,一瞬動いたのでクモだと気づきました.宙ぶらりんの上に小さいのでオートフォーカスではピントが合わず,マニュアルフォーカスでピントを合わせたり,感度を変えたりして20分ほどかかって撮影しました.撮影の間に2度ほど通りがかりの人に話しかけられました.ゴミグモは個体の色や突起の形の変異が大きいらしく,名前は自信がありません.




オオジョロウグモ
撮影日 2017年9月23日
場所 岩手大学
 学会参加で行った岩手大学や周辺の盛岡市街にも沢山いました.このメスの個体はオスを伴っていました.始めは警戒して逃げたのですが,接写のためにレンズを近づけたら,長い脚を伸ばしてカメラに乗ってきました.





ハラクロコモリグモのメス(?)
撮影日 2017年8月26日
場所 研究室の前の廊下
 土曜の20:30頃に暗い廊下で見つけました.研究室に取って返し,持ってきたシャレーで確保しました.比較的大きいクモです.1階なのでいろいろな虫がやって来ます.





セアカゴケグモ
撮影日 2017年8月19日
場所 自宅,大学
 有名な外来種の毒グモです.自宅の壁と車の間に巣を作っていました.裏返しだったのでCDケースで捕まえてからセアカゴケグモだとわかりました.ちょっと危険でした.大学に運んでゆっくり撮影しました.いつもなら逃がしてやりますが,毒グモは例外です.屋外で撮影中に通りがかった職員の方に聞いた話では,キャンパス内の側溝には普通にいるそうです.





アダンソンハエトリ(?)のメス(?)
撮影日 2017年8月14日
場所 自宅
 特徴的な目からハエトリグモだと思いますが,名前は自信がありません.自宅1階の窓のところにいました.CDケースに捕獲して撮影しました.図鑑にはメスの方が腹部が大きいとありますが,このクモの腹部は小さいです.幼体でしょうか? それとも他のクモのオスでしょうか?





アダンソンハエトリ(オス)
撮影日 2017年7月14日
場所 研究室
 前日に取り逃がしましたが,翌日自分からやって来ました.





アシダカグモ
撮影日 2016年7月18日
場所 研究室の前
 夜帰る時に,ドアを開けたらいました.しばし,撮影に付き合ってもらいました.





コモリグモの一種?
撮影日 2015年7月20日
場所 自宅敷地のゴミ容器
 駆除を命じられましたが,逃がしてやりました.卵が撮影できました.写真を拡大してもわかりにくいのですが,目の配置からコモリグモのような気がします.